会議室のマイク選び、何を基準に選ぶ? ─ マイクから考えない、失敗しないAVシステム選定のポイント 📖 読了時間:約4分30秒

マイクから考えない、失敗しないAVシステム選定の重要なポイント
▶この記事のポイント
🔸 マイクの性能だけで選ぶのではなく、会議室の「使い方」から考えることが重要です。
🔸 部屋の広さ・レイアウト・発言者の動き・ハイブリッド利用など、複数の条件によって適したマイクは変わります。
🔸 マイクの形状だけでなく、接続方法や運用方法まで含めて考えることで、使いやすいAV環境につながります。
会議室にマイクを導入するとき、まず「卓上か、ワイヤレスか、シーリングか」といった機器選びから始めていませんか?
実は、マイク単体の性能だけで選んでしまうと、導入後に「思っていた環境と違う」ということが起こる場合があります。
例えば、
- 会議室のレイアウトを変更したら、マイクや配線の使い勝手が悪くなった
- ハイブリッド会議で、マイクから離れた参加者の声がオンライン側に届きにくい
- マイクを増やしたのに、思ったように聞き取りやすくならない
こうした問題を防ぐために重要なのは、マイクを選ぶ前に、
「その会議室で、誰が、どのように使うのか」
を整理することです。
1.マイクを選ぶ前に確認したい4つのポイント
① 部屋の広さ・形状と音響環境
部屋の広さや天井の高さ、形状、発言者とマイクとの距離、設置場所などによって、必要な集音範囲やマイクの設置方法は変わります。
また、ガラス壁や硬い壁・天井による反響、空調などの環境音も、音声の聞き取りやすさに影響します。
「どんなマイクを選ぶか」だけでなく、「その部屋でどのような音環境をつくるのか」という視点が重要です。
② 発言者の動きと利用スタイル
参加者が決まった席から発言するのか、複数の参加者が自由に発言するのか、発表者が立って話すのか、会議室内を移動するのか。
発言者の位置が決まっている場合と自由に動く場合では、適したマイクのタイプも変わります。
「何人で使うか」だけではなく、「どのように発言するのか」まで考えることがポイントです。
③ レイアウト変更の有無
現在の座席配置だけでなく、その会議室の使い方が変わることがあるのかも確認しておきたいポイントです。
長机、コの字型、島型、円卓など、用途によってレイアウトを変更する場合があります。
また、2つの部屋を分けたり、必要に応じて一つの大きな会議室として使用したりするケースもあります。
このような場合は、ワイヤレスやシーリングなど、レイアウト変更を考慮した方式も選択肢になります。
④ ハイブリッドで使用するのか
オンライン参加者を含むハイブリッド会議では、会議室内の参加者の声をオンライン側へ適切に届ける必要があります。
発言者とマイクとの距離だけでなく、スピーカーやWeb会議システム、音声処理なども含めて検討することが重要です。

2.条件によって変わる、マイクの選択肢
ここまでの条件を確認したうえで、実際のマイクを検討します。
重要なのは、
「どのマイクが一番優れているか」ではなく、
「どのような使い方に向いているか」
という視点です。
◎マイクの主な形状一覧
マイクのタイプ | 主な特徴 | 向いているケース |
卓上型 | 据え付け型、グースネック型、ポータブル型などがある | 発言者の位置が比較的決まっている会議など |
ハンド型 | 手に持って使用。移動や受け渡しに対応しやすい | 質疑応答、発表、イベントなど |
ピンマイク(ラベリア)/ヘッドセット型 | 身につけて使用。両手を自由に使いやすい。ヘッドセットは口元に近い位置を保ちやすい | プレゼンテーション、講義、発表、話者が移動する場面など |
シーリング型 | 天井に設置。テーブル上の機器や配線を減らしやすい | 複数人が自由に発言する会議、レイアウト変更がある空間など |
補足:知っておきたい3つの違い
① 卓上型は「卓上」でも一種類ではありません
据え付け型、グースネック型、ポータブル型などがあり、発言者の位置や運用方法によって選択肢が変わります。
② ピンマイクとヘッドセットは、どちらも「身につける」マイク
ピンマイク(ラベリア)は衣服などに取り付ける一方、ヘッドセット型は口元に近い位置を保ちやすいのが特徴です。話者の動きや発言スタイルによって、適したタイプが変わります。
③ シーリング型は「非接触」も選定理由の一つです
天井に設置するため、テーブル上にマイクを置く必要がありません。参加者がマイクを手に取ったり、位置を調整したりする必要がないため、マイクに触れずに発言できる環境を構築しやすいという特徴があります。
また、マイクを共有したり、使用後に移動・管理したりする機会も減らせるため、衛生面にも配慮した運用につながります。
ただし、天井高や部屋の形状、座席配置、必要な集音範囲などを踏まえて検討する必要があります。

3.接続方法と運用も選定条件
マイクの形状だけでなく、どう接続し、どう運用するのかも選定条件になります。
代表的な接続方法には、
- 有線
- 無線(ワイヤレス)
があります。
例えば、グースネック型とワイヤレス、ピンマイクとワイヤレスなど、マイクの形状と接続方式を組み合わせて構成することもあります。
さらに、
-
- 常設するのか
- 必要なときだけ設置するのか
- レイアウト変更に対応する必要があるのか
- 配線をどこまで見せないようにするのか
といった運用面も考える必要があります。
つまり、マイクの種類を決めて終わりではなく、「どう設置して、どう使うのか」まで考えることが大切です。

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マイク選びは、マイク単体で決めるものではありません
会議室のマイク選定では、
部屋の環境、発言者の動き、レイアウト、ハイブリッド利用、マイクの形状、接続方法、運用方法。
こうした条件を総合的に考える必要があります。
だからこそ、
「どのマイクが一番優れているか」ではなく、
「この会議室で、誰が、どのように使うのか」
という視点が重要です。
会議室の音声環境は、マイクを変えるだけで解決できるとは限りません。
部屋の構造や利用方法、Web会議の有無などを整理することで、その空間に必要なAVシステムが見えてきます。
AstroServeのAVソリューション
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など、AV環境についてお困りの場合は、お気軽にご相談ください。
「機器を選ぶ」のではなく、「その空間をどう使うのか」から考える。
それが、アストロサーブが考えるAVソリューションです。

